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支援困難事例へのアプローチ

支援困難事例へのアプローチ

定価 1,980円(本体1,800円+税)
版 型 四六判
頁 数 200頁
ISBN 978-4-7792-0288-9
発売日 2008年8月31日
著者 岩間伸之

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  • 内容紹介
  • 目次

内容紹介

本書は,支援困難事例に対する専門的な援助の視点と方法を「支援困難事例へのアプローチ」としてまとめたものである。保健・医療・福祉等にたずさわる専門職であるならば,日常的に支援困難事例への対応に苦慮し,思い悩んだ経験があるだろう。子どもや高齢者への虐待,多様な問題が複合した家族,近隣住民との関係がこじれた事例等々,支援困難事例は非常に身近な存在であるにちがいない。

雑誌『介護支援専門員』に連載した原稿に加筆修正し,新たにコラムを収録して単行本としてまとめたものである。全講にわたって,対人援助の価値や原理・原則を支援困難事例に向けてどのように応用し,展開していくかに焦点を当てた内容となっている。クライエント本人へのアプローチから新しいシステムの形成に向けて展開できるように構成した。関心のあるテーマから読んでもらえるものと考えている。

(岩間伸之「はしがき」より)

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目次

第1講 「対人援助の本質」へのいざない
/1.「対人援助の本質」へのいざない /2.対人援助の根拠としての「価値」 /3.介護保険制度と支援困難事例 /4.今一度,「支援困難事例」を問い直す

第2講 当面の「危機」を脱し,「援助」の第一歩を踏み出す
/1.緊急性を見極め,当面の「危機」を脱する /2.クライエントシステムとの「接点」を確保する /3.援助のための「プロセス」を確保する―「点」から「線」への展開― /4.「援助」の第一歩を踏み出す

第3講 援助体制を形成し,ファーストタッチを吟味する
/1.短期集中型援助体制の形成 /2.この時点での情報の収集と集約 /3.当面の援助の方向性の検討 /4.ファーストタッチの吟味

第4講 「存在」の揺れや不安定さにアプローチする
/1.対応困難な行動の根源に目を向ける /2.「存在」の揺れや不安定さからくる対応困難な行動のパターン /3.「存在」の揺れや不安定さからくる対応困難な行動へのアプローチ

第5講 援助関係を形成する
/1.援助関係の形成に求められる専門性 /2.本人との接点を確保する /3.ともに存在する時間と空間を大切にする /4.ありのままを受けとめる /5.感情にアプローチする /6.会話を活用する /7.協働作業を大切にする

第6講 援助関係を活用する
/1.問題解決への取り組みとしての援助関係の形成 /2.関係上に自分の「居場所」を確保する /3.現実を直視するための要件とする /4.変化に向けた滋養的時空をもたらす /5.考えを深める面接過程をもたらす

第7講 本人の側から困難状況を理解する
/1.支援困難事例をとらえる三つの視点 /2.現状の客観的理解―事例をとらえる三つの視点(1)― /3.生活歴の理解―事例をとらえる三つの視点(2)― /4.本人の側からの理解―事例をとらえる三つの視点(3)―

第8講 本人の気づきをうながす
/1.内的変化を積極的に待つ /2.問題解決に向けて本人の気づきをうながす

第9講 本人の力を活用する
/1.本人が自分で解決できるように援助すること /2.本人の「前向きな力」を見極める /3.できたことを実感できるように働きかける /4.「問題解決過程」を活用する

第10講 本人の意思を代弁する
/1.対人援助における「代弁」の意義と意味 /2.本人の意思を代弁するプロセス

第11講 本人が決めるプロセスを支える
/1.「自己決定を支えること」の意味 /2.本人が決めるプロセスを支えるための視点

第12講 困難状況をシステムとして理解する
/1.「困難状況」の力動的理解 /2.「システム」の概念と交互作用 /3.システム理論を背景としたアプローチの視点

第13講 新しい出会いの仕方を創造する
/1.環境との関係調整と新たなシステムづくり /2.援助機能としての「媒介」―新しい出会いの仕方を創造する―

第14講 サービスを手段として活用する
/1.支援困難事例へのサービス提供の目的 /2.支援困難事例へのアプローチとしてのサービス活用の視点

第15講 地域の力を活用する
/1.支援困難事例と「地域の力」の活用 /2.「地域の力」を活用するための基本的視点

第16講 連携と協働のためのカンファレンスを活用する
/1.ケースカンファレンスで明らかにすべきこと /2.ケースカンファレンスの展開過程とそのポイント /3.事例研究のための「事例のまとめ」

第17講 高齢者虐待事例にアプローチする
/1.高齢者虐待事例へのアプローチの難しさ /2.高齢者虐待事例への対応に求められる環境整備 /3.高齢者虐待事例への対応に求められる援助の視点

第18講 実践の根拠を意識する
/1.働きかけの根拠を意識すること―根拠としての「価値」― /2.本人を援助の主体として位置づける /3.新しい出会いとシステムを創造する /4.「支援困難事例へのアプローチ」が意味するもの


<コラム>援助の深層&真相
/1.「その人らしさ」はどこからくるのか /2.「管理」という名の権利侵害 /3.「老い」の受容を支えるということ /4.キーパーソンは「本人」でしょ /5.元の生活には戻れない /6.社会的排除に加担していないか /7.やがてできなくなることへの援助 /8.「対等な関係」の危うさ

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