メディカルレビュー


  1. トップ > 
  2. 糖尿病・内分泌・代謝 > 
  3. 糖尿病 > 
  4. ファーマナビゲーター・15 インクレチン薬編

ファーマナビゲーター・15 インクレチン薬編

ファーマナビゲーター・15 インクレチン薬編

シリーズ ファーマナビゲーターシリーズ
定価 3,520円(本体3,200円+税)
版 型 B6判変型
頁 数 290頁
ISBN 978-4-7792-0399-2
発売日 2012年12月14日
編集 門脇孝 稲垣暢也 難波光義 山田祐一郎 植木浩二郎

在庫

購入する

このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 内容紹介
  • 目次

内容紹介

インクレチン関連薬がわが国で臨床使用されたのが2009年12月である。以来,3年足らずの現時点で同薬は,わが国で推計200万人以上に投与されている。DPP-4阻害薬については,この9月に新発売になったテネリグリプチンを含めて5剤が,GLP-1受容体作動薬については2剤が臨床使用され,さらに新薬が開発途上にある。インクレチン関連薬がこれほど人気のある理由は,食後を含めた確実な血糖降下作用が期待できること,低血糖が起こりにくいこと,体重増加も起こりにくいこと,インスリンを含めた他の血糖降下薬との併用が有効であること,これまでのデータでは安全性の面での懸念が少ないことなどである。さらに,膵β細胞保護作用や血管合併症抑制作用が期待されている。本書の特徴は,ハンディーなポケット判であり診療現場で活用しやすいこと,インクレチンにかかわる臨床上必要性の高い情報が多面的にかつコンパクトに記載されていること,インクレチン処方の実際例が詳しい経過とともに記載されていること,などである。インクレチン関連の最新情報もできるだけ盛り込むべく努めた。ただ,この9月に新発売されたテネリグリプチンについては記載できなかった。なお,HbA1cの表記については本年4月より実施されている国際標準化に則りNGSP値に統一した。
多忙の中,執筆していただいたこの分野のわが国のエクスパートの先生方に深謝するとともに,糖尿病診療の現場で,本書がインクレチン関連の文字通りナビゲーターとして広く活用されることを期待する。
(門脇孝/稲垣暢也/難波光義/山田祐一郎/植木浩二郎「序文」)

ページトップへ

目次

Chapter1 糖尿病の病態と治療
1.糖尿病の成因と病態/荒木栄一
1.糖尿病の成因分類と病態
 1.1型糖尿病
 2.2型糖尿病
 3.その他の特定の機序,疾患による糖尿病
 4.妊娠糖尿病
2.糖尿病分類のための注意点
3.糖尿病の診断
4.妊娠糖尿病の診断基準
2.インスリン分泌からみた血糖調節機構/石原寿光
1.グルコース(血糖)によるインスリン分泌制御
 1.グルコースセンサーとしてのグルコギナーゼ
 2.TCA回路:インスリン分泌シグナルの発生源?
 3.グリセロ脂質―遊離脂肪酸(Glycerolipid―FFA)回路
2.インクレチンホルモンによるインスリン分泌制御
3.自律神経系を介するインスリン分泌調節
3.インスリン作用からみた血糖調節機構/石木 学/戸邉一之
1.各臓器におけるインスリン作用と血糖調節機構
 1.骨格筋
 2.肝臓
 3.脂肪組織
 4.中枢神経
4.糖尿病の治療(薬物療法を中心に)/植木浩二郎
1.2型糖尿病における血糖コントロールと合併症
2.2型糖尿病治療における薬剤選択
 1.軽症・初期糖尿病の場合
 2.進行した糖尿病・動脈硬化の進んだ患者の場合
5.合併症の治療/羽田勝計
1.糖尿病合併症の分類
2.糖尿病合併症の病態と評価
3.合併症の治療
4.合併症に対する集約的治療
6.最近のメガスタディと話題/小畑淳史/笹子敬洋/高本偉碩
 1.UKPDSと遺産効果
 2.最近のメガスタディと今後の糖尿病治療のあり方
 3.わが国での大血管症抑制を目的とした大規模臨床試験
7.(Q&A)日本と欧米で糖尿病の病態に違いがありますか?/大杉 満

Chapter2 インクレチンと糖尿病
1.インクレチンとは/矢部大介/清野 裕
 1.インクレチンの概念
 2.GIPの発見
 3.GLP-1の発見
 4.インクレチン受容体とインスリン分泌促進の分子メカニズム
2.インクレチンの種類と作用/山田祐一郎
1.インクレチンとは
2.インクレチンによるインスリン分泌促進作用
 1.生理的なインスリン分泌促進
 2.インクレチンによるインスリン分泌促進
 3.SU薬と異なる機序でのインスリン分泌促進
 4.臨床における期待―インスリン分泌促進から
3.インクレチンを超えて
 1.膵β細胞量への作用
 2.GLP-1の膵外作用
 3.GIPの膵外作用
3.DPP-4とは/大杉 満/門脇 孝
1.構造的特徴と生体内での発現パターン
2.DPP-4の分子機能
3.他のDPP-4ファミリーとの相違について
4.インクレチンと糖尿病/岩本安彦
1.インクレチンの分泌と作用
2.糖尿病におけるインクレチン作用の低下
3.糖尿病患者におけるインクレチン分泌
4.糖尿病患者における膵β細胞のインクレチン感受性
5.(Q&A)日本人2型糖尿病におけるインクレチン分泌は?/矢部大介/清野 裕
1.インクレチンの分泌と代謝
2.インクレチンの測定法
3.日本人2型糖尿病におけるインクレチン分泌

Chapter3 インクレチン薬による糖尿病の治療
1.インクレチンを標的とした治療法―GLP-1受容体作動薬・DPP-4阻害薬―/山根俊介/稲垣暢也
1.インクレチンを標的とした糖尿病治療
 1.膵島への作用
 2.膵外作用
2.インクレチン関連薬のインクレチン作用増強機序
 1.GLP-1受容体作動薬
 2.DPP-4阻害薬
3.DPP-4阻害薬とGLP-1受容体作動薬の作用の比較
2.DPP-4阻害薬/近藤 学/谷澤幸生
1.薬理動態(吸収・代謝・排泄)
2.臨床効果
 1.単剤療法
 (1)プラセボ対照二重盲検比較試験
 (2)実薬対照二重盲検比較試験
 (3)長期投与試験
 2.併用療法
 (1)シタグリプチン
 (2)ビルダグリプチン
 (3)アログリプチン
 3.体重への影響
3.安全性
3.GLP-1受容体作動薬/小西康輔/宮川潤一郎/難波光義
 1.エキセナチド(exenatide=合成exendin-4,Byetta(R))
 2.リラグルチド(liraglutide,Victoza(R))
4.EBM(一覧表含む)/下田将司/加来浩平
1.GLP-1受容体作動薬
 1.リラグルチド(ビクトーザ(R))
 2.エキセナチド(バイエッタ(R))
2.DPP-4阻害薬
 1.シタグリプチン(ジャヌビア(R),グラクティブ(R))
 2.ビルダグリプチン(エクア(R))
 3.アログリプチン(ネシーナ(R))
 4.リナグリプチン(トラゼンダ(R))
5.(Q&A)インクレチン薬の効果は西洋人より日本人で高いのはなぜですか?/山田祐一郎
 1.血糖降下の違い
 2.体重減少の違い
 3.なぜ,効果に違いが生じるのか
6.(Q&A)インクレチン薬で低血糖が起こりにくいのはなぜですか?/藤本新平/稲垣暢也
1.膵β細胞におけるインスリン分泌機構と糖尿病における障害
2.インクレチンによるインスリン分泌増強の機序―SU薬との違いと低血糖との関連

○処方の実際(1)/岡田洋右/森 博子
○処方の実際(2)/永井幸広
○処方の実際(3)/栗林伸一
○処方の実際(4)/久保田 章
○処方の実際(5)/鈴木大輔

Chapter4 インクレチン薬と糖尿病用薬との併用
1.SU薬(速効型インスリン分泌促進薬を含む)/吉田昌史/加計正文
1.SU薬ならびに速効型インスリン分泌促進薬の作用機序と特徴
2.SU薬とインクレチン薬の併用の有用性と注意点
2.ビグアナイド薬(メトホルミン)/細葉美穂子/山田祐一郎
1.メトホルミンの作用機序
2.DPP-4阻害薬とメトホルミンの併用機序
3.GLP-1受容体作動薬との併用成績
 1.エキセナチド
 2.リラグルチド
4.DPP-4阻害薬との併用成績
 1.シタグリプチン
 2.ビルダグリプチン
 3.アログリプチン
 4.リナグリプチン
5.併用療法の安全性
3.チアゾリジン薬/山田祐一郎
1.糖尿病の病態と血糖降下薬の選択
2.併用の成績
 1.糖尿病モデルでの成績から
 2.臨床成績から
 3.日本人の臨床成績から
3.併用と副作用
4.α-グルコシダーゼ阻害薬/成田琢磨
1.αGIの作用機序・特徴・副作用など
2.αGIの糖尿病発生予防・心血管イベント抑制作用
3.αGIのインクレチン分泌への影響・体重への影響
4.αGIとインクレチン薬との併用
 1.DPP-4阻害薬とαGIとの併用
 2.GLP-1受容体作動薬とαGIとの併用
5.インスリン製剤/桜井賛孝/高本偉碩
1.DPP-4阻害薬とインスリン製剤の併用
2.GLP-1受容体作動薬とインスリン製剤の併用
6.併用薬一覧/成田琢磨
7.(Q&A)インクレチン薬はSU薬二次無効例にも効果が期待できますか?/吉田昌史/加計正文

○処方の実際【チアゾリジン併用】(1)/洪 尚樹
○処方の実際【チアゾリジン併用】(2)/仲 元司
○処方の実際【SU薬併用】(1)/黒瀬 健/清野 裕
○処方の実際【SU薬併用】(2)/宮川高一
○処方の実際【ビグアナイド薬併用】(1)/横山宏樹
○処方の実際【ビグアナイド薬併用】(2)/田仲秀明

Chapter5 糖尿病治療薬におけるインクレチン薬の位置づけ
1.血糖降下薬としての位置づけ/濱崎暁洋/稲垣暢也
1.DPP-4阻害薬
2.GLP-1受容体作動薬
3.両薬剤の使用にあたって
2.抗糖尿病薬としての位置づけ/山田祐一郎
1.糖尿病治療の目標
2.インクレチン薬による糖尿病治療
 1.体重への効果
 2.膵β細胞保護への効果
 3.臓器保護への効果
3.Anti-diabetesへのパラダイムシフト

ページトップへ

医療関係者専用サイトM-Review 良質のレビュー記事を必要とするすべての医療関係者へ

糖尿病領域のオンライン投稿誌 Diabetes Frontier Online

流れがわかる英語プレゼンテーションHowTo

日常臨床ですぐ使え実践的で、症例データベースサイト“Case Library”との連携が便利な症例集シリーズ“Case Library Series”

栄養

介護・福祉

Selected Papers 文献データベース 注目のCOPD関連論文を4人のレビュアーが厳選