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ファーマナビゲーター・19 COX-2阻害薬編 改訂版

ファーマナビゲーター・19 COX-2阻害薬編 改訂版

シリーズ ファーマナビゲーターシリーズ
定価 3,780円(本体3,500円+税)
版 型 B6判変形
頁 数 402頁
ISBN 978-4-7792-1149-2
発売日 2013年11月5日
編集 石黒直樹 川合眞一 森田育男 山中寿

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  • 内容紹介
  • 目次

内容紹介

2006年に『ファーマナビゲーター COX-2阻害薬編』を出版してから,すでに7年が経過しました。その間,COX-2阻害薬の新たなデータが蓄積し,地位も確立してきたことより,この度,改訂版を出版することになりました。
本書ではすべての項目に,新たな知見を追加するとともに,COX-2阻害薬の標的疾患として,慢性疼痛,加齢黄斑変性を新たに加えるなど,読者にとってより新鮮で,また興味のある内容になっています。
COX-2阻害薬の出現により,従来型NSAIDsで最も懸念されていた消化管への副作用が軽減されるとともに,2006年版では結論が出ていなかったCOX-2阻害薬による心血管系リスクに関しても,COX-2阻害薬に対する心血管系リスクが高い患者の相分類がなされ,さらに,これらリスクがCOX-2阻害薬だけでなく,従来型NSAIDsすべてに共通する事象であることが明らかになってきています。また,この間,安全性の高いNSAIDsとして認められてきたアセトアミノフェンが肝障害を引き起こすことにより,その使用に関して米国FDAから注意勧告がなされるなど,多くの新しい知見が増しています。
本書は,COX-2の基礎からCOX-2阻害薬の薬理作用,疾患への適用,さらにはその副作用を考えたうえでの安全性のエビデンス,使用上の注意が詳細に記述されるとともに,COX-2阻害薬に関するQ&Aなども掲載されています。本書により,NSAIDsの鎮痛,抗炎症作用を正しく理解していただき,患者のQOLの向上に寄与できれば,編集者としても幸いであります。

(編集者一同「序文」より)

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目次

Chapter 1 COX-2阻害薬の歴史と分類
 COX-2阻害薬の歴史と分類/川合眞一
 1 歴史
 2 分類
  1.COX選択性による分類
  2.化学構造による分類
  3.血中半減期による分類
  4.DDS(drug delivery system)による分類
  5.その他

Chapter 2 COX-2の生理・病理作用
 COX-2の生理・病理作用/森田育男
 1 COX-2遺伝子の特徴
 2 COX-2酵素の活性調節
 3 COX-2の生理・病理的役割
  1.炎症反応
  2.血管におけるCOX-2の生理・病理作用
  3.血小板におけるCOX-2の生理・病理作用
  4.消化器系
  5.泌尿器系
  6.硬組織

Chapter 3 薬理作用
1 抗炎症作用/山本相浩・川人 豊
 1 炎症とは
 2 プロスタグランジンの産生とその役割
 3 COX阻害薬の阻害様式
 4 炎症反応に対するCOX-2選択的阻害薬の有効性
  1.急性炎症に対するCOX-2選択的阻害薬の有効性
  2.慢性炎症に対するCOX-2選択的阻害薬の有効性

2 鎮痛作用/川人 豊
 1 疼痛とは
 2 炎症由来の疼痛に関与するPGとその受容体
 3 神経障害性疼痛の機序とPG
 4 神経線維を介さない中枢性疼痛
 5 COX-2阻害薬の鎮痛作用

3 骨代謝作用/宗圓 聰
 1 PGE2と骨吸収
 2 PGE2と骨形成
 3 COX-2阻害薬と骨

4 軟骨基質破壊制御とNSAIDs/石黒直樹
 1 軟骨細胞の代謝変化
 2 細胞外基質破壊と蛋白分解系酵素
 3 NSAIDsと分解系酵素
 4 基質構成分子合成に対するNSAIDsの影響

5 増殖制御とNSAIDs/楠 夏子
 1 増殖制御作用とその薬理学的意義
 2 腫瘍細胞に対する作用
 3 滑膜細胞に対する作用
 4 その他の細胞に対する作用

6 抗腫瘍効果/辻井正彦
 1 COX-2活性阻害による抗腫瘍機構
  1.細胞増殖抑制
  2.アポトーシス誘導
  3.血管新生抑制
  4.浸潤・転移抑制
  5.がん幹細胞
  6.エピジェネティック
  7.腫瘍免疫の活性化
 2 COX-2活性阻害によらない抗腫瘍活性

Chapter 4 疾患と治療
1 関節リウマチ/東 直人・佐野 統
 1 RA治療におけるNSAIDsの役割と問題点
 2 RAの病態におけるCOX-2の役割
 3 RA治療におけるCOX-2阻害薬の有用性
  1.安全性
  2.有効性
処方の実際

2 腰痛症・坐骨神経痛/折田純久・大鳥精司・高橋和久
 1 腰痛の原因
  1.椎間板由来の症状と治療
  2.椎間関節由来の症状と治療
  3.馬尾由来の症状
  4.神経根由来の症状と治療
 2 エビデンスに基づいた腰痛・坐骨神経痛の病態と治療
  1.推奨度について
  2.腰痛の自然経過
  3.安静加療と物理・運動療法
  4.薬物治療
  5.神経根ブロック・注射療法と手術療法
 3 ガイドラインに基づいた腰椎椎間板ヘルニア・腰部脊柱管狭窄症の診療
  1.腰椎椎間板ヘルニア
  2.腰部脊柱管狭窄症
 4 神経障害性疼痛と慢性腰痛
処方の実際

3 慢性腰痛/村上孝徳・山下敏彦
 1 疼痛概念
  1.侵害受容性疼痛
  2.神経障害性疼痛
  3.疼痛性障害
 2 慢性疼痛
 3 慢性腰痛
 4 慢性腰痛の心理社会学的背景
 5 慢性腰痛と感作性神経障害性疼痛
 6 薬剤による慢性腰痛の管理
処方の実際

4 変形性関節症/冨田哲也
 1 変形性膝関節症
  1.非薬物療法
  2.薬物療法
 2 変形性股関節症
 3 NSAIDs使用時の注意点
 4 COX-2選択的阻害薬の骨関節軟骨への影響
処方の実際

5 凍結肩(肩関節周囲炎)/八田卓久・井樋栄二
 1 凍結肩の病態と臨床症状
 2 凍結肩の診断
 3 凍結肩の炎症期の治療
 4 凍結肩の拘縮期の治療
 5 凍結肩の回復期の治療
 6 凍結肩の予後
処方の実際

6 頸椎症・頸肩腕症候群/石井 賢・戸山芳昭
 1 定義・概念
 2 病態・診断
  1.頸椎症性神経根症
  2.頸椎症性脊髄症
  3.その他
 3 治療
  1.症状別の薬物選択
  2.非ステロイド抗炎症薬(NSAIDs)
  3.筋弛緩薬
  4.ビタミン製剤
  5.向精神薬
  6.漢方薬
  7.プロスタグランジンE1製剤
  8.神経障害性疼痛治療薬
  9.オピオイド鎮痛薬
  10.その他
 4 脊髄・神経根障害におけるCOX-2
処方の実際

7 術後疼痛/宗田 大
 1 関節術後疼痛
 2 関節術後疼痛に対する鎮痛処置とその効果
  1.国際的エビデンス
  2.筆者の経験から
 3 関節術後疼痛に対するNSAIDsの使用法と効果
 4 ACL再建術後早期の関節炎コントロールのためのNSAIDsの使用
 5 ACL再建術後運動復帰時の関節炎コントロールのためのNSAIDsの使用
 6 TKA術後療法の補助薬としてのCOX-2阻害薬使用の可能性
 7 考察
  1.術直後の鎮痛剤としてのCOX-2阻害薬の位置づけ
  2.術後の抗炎症作用を期待したCOX-2阻害薬の使用法
  3.術後早期の抗線維化作用を期待したCOX-2阻害薬の使用法
  4.術後長期の軟骨保護作用を期待したCOX-2阻害薬の使用法
処方の実際

8 抜歯後疼痛/太田嘉英・青木隆幸
 1 抜歯とは
 2 抜歯の適応症の病態について
 3 抜歯の術式
  1.抜歯の原理
  2.術式の実際
 4 抜歯創の治癒過程
 5 抜歯創の治癒不全
  1.術後感染
  2.ドライソケット
 6 処方
  1.処方時に考慮すべきこと
  2.ターボドーズ
処方の実際

9 眼疾患(加齢黄斑変性)/吉田武史・大野京子
 1 滲出型AMDとCOX-2
 2 滲出型AMDにおけるCOX-2選択的阻害薬の可能性

10 痛風・偽痛風/山中 寿
痛風
 1 痛風の臨床像
 2 診断と鑑別診断
 3 検査
  1.血清尿酸値
  2.画像診断
 4 治療
  1.治療方針
  2.痛風発作の治療
  3.高尿酸血症の是正
偽痛風
 1 病因と病態
 2 臨床症状
 3 診断
  1.単純X線
  2.関節液検査
  3.偽痛風の診断基準
 4 治療の一般方針
  1.治療方針
処方の実際

11 片頭痛/清水俊彦
 1 片頭痛の分類
 2 片頭痛の病態生理とアロディニア
 3 片頭痛の治療
  1.予防的治療薬
  2.急性期治療薬
 4 トリプタン製剤の服薬タイミングとその救済薬について
 5 月経関連片頭痛

12 がん疼痛/山代亜紀子・細川豊史
 1 がん疼痛の特徴とNSAIDs
 2 NSAIDsの副作用
 3 がん疼痛治療におけるNSAIDsの実践的使用原則
 4 NSAIDs(COX-2選択的阻害薬)とオピオイド鎮痛薬との併用療法
 5 神経障害性疼痛とNSAIDs
 6 NSAIDsの硬膜外投与

Chapter 5 安全性のエビデンス
1 一般的な副作用/森田育男
 1 多くの患者に認められる一般的な副作用
  1.消化器障害
  2.腎臓障害
  3.出血傾向
  4.NSAIDs不耐症
 2 その他,注意すべき副作用

2 胃腸障害/佐藤貴一・菅野健太郎
 1 日本の臨床試験
 2 海外の臨床試験

3 心血管系障害/川合眞一
 1 アスピリン
 2 アスピリン以外のNSAIDs
 3 COX-2選択的阻害薬
 4 アスピリンと他のNSAIDsの相互作用

4 腎障害/安田宜成
 1 腎障害患者におけるCOX-2阻害薬の使用 

Chapter 6 使用上の注意
1 薬物相互作用/望月眞弓
 1 薬物相互作用の発現機序
  1.PKによる相互作用
  2.PDによる相互作用
 2 代表的なNSAIDsのおもな相互作用
  1.中枢神経系用薬との相互作用
  2.循環器系用薬との相互作用
  3.抗凝血薬,抗血小板薬との相互作用
  4.消化器系用薬との相互作用
  5.抗炎症薬との相互作用
  6.免疫抑制薬との相互作用
  7.その他の薬物との相互作用

2 周術期/園畑素樹・馬渡正明
 1 周術期の鎮痛薬
 2 NSAIDs使用の留意点
  1.消化管障害
  2.腎機能障害
  3.周術期の出血
  4.その他の副作用
処方の実際

3 妊娠時/中島 研・村島温子
 1 先天異常
 2 心奇形
 3 流産
 4 動脈管早期収縮・遷延性肺高血圧
 5 早産予防効果
 6 不妊への影響

4 小児/横田俊平
 1 小児における非ステロイド抗炎症薬(NSAIDs)の対象疾患は?
 2 小児にCOX-2阻害薬は使用できるか?
 3 わが国で未承認のCOX-2阻害薬は小児に使用できるか?
 4 COX-2阻害薬が実験的に有用と考えられる小児疾患
  1.神経芽腫
  2.ロタウイルス腸炎
  3.Bartter症候群(高プロスタグランジンE2症候群)

5 高齢者/橋口正行
 1 高齢者の薬物動態の変化
 2 高齢者に対する薬剤の選択
 3 COX-2選択的阻害薬の副作用
  1.消化管障害
  2.腎障害
  3.心血管系障害
  4.高血圧およびうっ血性心不全
  5.薬物相互作用
 4 高齢者の骨関節疾患

Chapter 7 Question & Answer
1 オピオイド鎮痛薬との併用について教えてください/吉澤一巳・鈴木 勉
 1 モルヒネの鎮痛作用発現に及ぼすNSAIDsの影響
 2 アセトアミノフェンの鎮痛作用発現機序とNSAIDsとの併用について
 3 作用点が異なる鎮痛薬とNSAIDsを併用する意義

2 アスピリン喘息は起こりますか?/榊原博樹

3 アルツハイマー病に効果はありますか?/野川 茂
 1 アルツハイマー病とは?
 2 疫学的なエビデンス
 3 COX-2過剰発現とアルツハイマー病理
 4 NSAIDsの多面的作用
 5 NSAIDs(COX-2選択的阻害薬)を用いた介入試験
処方の実際

4 解熱薬として使用できますか?/五十嵐隆

5 消化性潰瘍の合併例にはどのように使用すればよいですか?/坂本長逸・河越哲郎
 1 COX-2は粘膜防御,修復に大切
 2 潰瘍合併症にどうしたらよいか

6 低用量アスピリンとの併用の是非について教えてください/川人 豊
処方の実際

7 抗がん剤との併用は有用ですか?/篠原信雄

8 現在使用されているCOX-2阻害薬はどのようなものですか?
  開発中のCOX-2阻害薬はありますか?/川口善治
 1 現在使用されているCOX-2阻害薬はどのようなものですか?
 2 開発中のCOX-2阻害薬はありますか?

9 術前投与は可能ですか?/青木隆幸・太田嘉英
 1 痛みの遷延化のメカニズム
 2 先制鎮痛のコンセプト
 3 本当にNSAIDsの術前投与は有用か?

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