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イラスト・術中写真から学ぶ脊椎内視鏡手術手技の実際

イラスト・術中写真から学ぶ脊椎内視鏡手術手技の実際

定価 5,400円(本体5,000円+税)
版 型 A4判
頁 数 84頁
ISBN 978-4-7792-1911-5
発売日 2017年6月14日
監修 水野順一
責任編集西村泰彦

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内容紹介

脊椎内視鏡を用いた腰椎椎間板ヘルニア摘出手技(percutaneous endoscopic lumbar discectomy;PELD)は土方らが考案した経皮的髄核摘出術とは異なり、健常部分の髄核ではなく脊柱管内外に脱出したヘルニア塊を内視鏡的に直接除去することを可能にした画期的な手術手技である。この方法は現在米国のフェニックスで開業しているDr.Anthony Yeungが報告しているように、2000年頃から欧米で施行されるようになり、日本を含めてアジア地域で急速に広まってきている新しい手術法である。腰椎椎間板ヘルニアに対する手術方法は歴史的にみると広範囲椎弓切除術から始まり、ラブ法、顕微鏡を使用したマイクロラブ法、micro endoscopic discectomy(MED)と低侵襲手術への軌跡を辿っている。特に手術用顕微鏡を用いたラブ法は脳神経外科医が習熟している顕微鏡手技でもあり、現在に至るまで良好な手術成績をあげてきている。MEDは開発初期はクオリティーの悪い画像のため広く普及することはなかったが、最近では画像解析度や使用する道具に改善、改良がなされそれなりに有用性が再認識されつつある。良好な成績をあげてきている顕微鏡を用いたマイクロラブ法は確かに優れた手術方法ではあるが、椎間関節などの骨組織に加えて傍脊柱筋をはじめとする軟部組織が一部犠牲になっている。この問題はスポーツ愛好家、若年者、時間的な余裕のない人には負担が大きく、PELDによる低侵襲手術が優位な点である。小さな皮膚切開も確かに美容形成的には重要ではあるが、それにもまして骨組織、背筋の温存は機能的には大切となる。また麻酔方法も必ずしも全身麻酔でなくても手術可能であり、数日の入院で退院することが可能である。今までの顕微鏡を使用した椎間板ヘルニア摘出術と比較して、術後の疼痛の訴えがきわめて少ないのも特徴の一つである。本法はすでに保険診療となっており、その有用性は従来のヘルニア摘出術と比べて保険点数の高さからみても伺い知ることができる。今後は高齢者に多い腰部脊柱菅狭窄症への応用が始まるものと思われるが、従来の椎弓切除術に比較してその利点は大きいものと期待される。平成29年より日本脊髄外科学会においてPELDは技術認定制度が導入される予定であるが、有用性に加えてその安全性も担保する必要があるためである。このテキストブックがこれからPELDを始める皆さんにとっての良きパートナーとなり、PELDの手技を理解する一助となることを希望する。

(水野順一「はじめに」より)

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目次

1.経皮内視鏡下腰椎椎間板ヘルニア摘出術の歴史/尾原裕康
2.内視鏡に必要な脊椎の基本解剖/松岡秀典
3.内視鏡手術に必要となる解剖:Kambin triangleから腰椎椎間孔周囲の微小解剖/内門久明
4.対象疾患(腰椎変性疾患)の基礎知識/水野順一
5.腰椎変性疾患
  01 Transforaminal Apporoach/西村泰彦
  02 経皮的内視鏡下腰椎椎間孔形成術(percutaneous endoscopic lumber foraminoplasty;PELF)/西村泰彦
  03 外側陥凹のドリル操作/北浜義博
  04 Posterolateral Approach/北浜義博
  05 Interlaminar Approach/服部剛典
6.脊椎感染症に対する経皮内視鏡を用いた治療法ついて
  経皮的内視鏡下椎間板摘出ドレナージ術(percutaneous endoscopic discectomy and drainage;PEDD)/尾原裕康
7.Micro endoscopic laminectomy(MEL)/古閑比佐志
8.外視鏡 Exoscope/新 靖史
9.硬膜内病変に対する脊椎脊髄内視鏡支援手術/遠藤俊毅、ほか
10.手根管症候群/中島良夫
11.脊椎内視鏡手術の合併症とその回避/古閑比佐志
12.内視鏡手術の今後
  01 Percutaneous endoscopic cervical foraminotomy(PECF)
  02 Disc FX

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