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PDT実践ガイド
―光線力学的療法の最新エビデンス―

PDT実践ガイド

定価 4,968円(本体4,600円+税)
版 型 B5判
頁 数 182頁
ISBN 978-4-7792-1940-5
発売日 2017年10月12日
監修 加藤治文
編集古川欣也

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  • 内容紹介
  • 目次

内容紹介

光線力学的治療法(photodynamic therapy:PDT)が保険採用されて25年になろうとしているが,この間の新医療技術の開発によってPDTの適応範囲がやや狭小化したものの,近年本法の治療精度,安全性,低医療費などの面からPDTの優位性が再認識され,薬剤や機器の開発によってさらに清廉化されつつある。まさに国民の望む「治る治療」安全な医療」「安価で適正な医療」に適合した治療法といえる。1900年von TappeinerによってPDTが芽生え、多くの研究者によって基礎研究が行われてきた。1960年代にはMayo ClinicのLipsonらによってHematoporphyrin derivativeが作られ、1970年代になりRoswell Park Memorial InstituteのThomas J.Doughertyによって皮膚転移巣に対するPDTが試みられ、わが国においてもこの頃から肺癌治療への臨床応用が始められた。わが国における積極的な厚生省がん助成金による臨床研究によって世界に先駆けて1994年,早期癌(肺,食道,胃,子宮頸部)に対するフォトフリンRとエキシマレーザーによるPDTの薬事承認が得られた。現在使用されているレザフィリンRは,1980年代に日本で開発され,2003年ダイオードレーザーとの併用で厚労省の薬事承認が得られたのも世界最初であった。この薬剤の有用性を世界が注目し,今や類似薬品が東ヨーロッパで使われるに至っている数少ない日本発の薬剤である。臨床で使用される数ある薬剤のなかでも,レザフィリンR(Chlorin e6, Talaporfin Sodium)は抗腫瘍効果が優れ,代謝が速いために光線過敏症を代表する副作用がほとんどないことが好んで使われる所以である。
PDTの臨床応用は,早期癌に留まることなく脳腫瘍の治療や難治性食道癌への適応拡大が認められ,癌治療におけるPDTの臨床的意義はますます高まっている。今後,免疫PDTを含めた新規薬剤や励起法の開発による新しい治療分野への応用や各種癌治療との併用などでわが国発信の新技術を産出し,世界のリーダーシップを維持したいものである。
今回本書籍の編集にあたり,PDTを施行されるレーザー専門医がエビデンスに基づいた各臓器のガイドラインに沿って豊富な臨床例を重ねることによっていっそう洗練されたPDTの確立が実現されることを期待する次第である。

(加藤 治文「序」より抜粋)

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目次

Chapter1 総論
 1.PDTの原理と現状,今後の課題
 2.ガイドラインにおけるPDTの位置付け
  Ⅰ.早期肺癌を対象としたPDT施行の安全ガイドライン
  Ⅱ.化学放射線療法又は放射線療法後の局所遺残再発食道癌患者に対する光線力学的療法施行の安全ガイドライン
  Ⅲ.原発性悪性脳腫瘍患者に対する光線力学的療法施行の安全ガイドライン
Chapter2 各論
 1.早期肺癌に対するPDT
  Case photo1写真でみるPDT症例 早期肺癌編
 2.局所遺残再発食道癌に対するPDT
  Case photo2写真でみるPDT症例 局所遺残再発食道癌編
 3.原発性悪性脳腫瘍に対するPDT
  Case photo3写真でみるPDT症例 原発性悪性脳腫瘍編
Column
Extra edition Ⅰ.
 化学放射線療法または放射線療法後の局所遺残再発食道癌患者に対するPDTトレーニング講習会
Extra edition Ⅱ.
 原発性悪性脳腫瘍患者に対するPDTトレーニング講習会
照度マップ作成の例

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