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エビデンスに基づいた癌化学療法ハンドブック 2018

エビデンスに基づいた癌化学療法ハンドブック 2018
  • 正誤表

定価 8,640円(本体8,000円+税)
版 型 B6判
頁 数 1100頁
ISBN 978-4-7792-2080-7
発売日 2018年6月8日
総監修 大津敦

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  • 目次

内容紹介

がん薬物療法は近年急速に進歩を遂げ、ほぼすべてのがんの標準治療において必須の時代へと変貌している。本書の初版が発刊された2004年当時はわが国ではがん薬物療法専門医不在や臨床試験基盤整備の遅れなど種々の問題からいわゆるドラッグラグが社会問題化し欧米から大きく遅れをとっていた時代であった。その後がん薬物療法専門医やがん治療認定医制度などが各学会の尽力で開始され、治験活性化等臨床試験基盤整備に対する国の施策の後押しもあり、現在では海外からの承認の遅れはほぼ解消し、わが国から世界初のエビデンス創出が散見されるようにもなっている。しかし、一方で世界の進歩も早く、ゲノム研究・創薬や免疫チェックポイント阻害剤等がん新薬開発とそれによる治療成績向上が予想をはるかに超えるスピードで進んでいる。多数の新薬の出現により治療レジメンや複雑化する副作用への対応などがん薬物療法へのより専門的な理解が必要になる。次世代シーケンサーによるパーソナルゲノム解析が日常診療に徐々に取りこまれ、いわゆるprecision medicineが開始されつつあり、わが国でも先日選定されたがんゲノム医療中核拠点病院を中心に本格的な普及が開始される。さらに昨今の免疫チェックポイント阻害剤の多数のがん腫での承認取得・日常診療への導入により、自己免疫疾患などの複雑な副作用対策が必須となっており、総合的な内科的能力が求められている。高度化するがん薬物療法に対応するには、他科の医師との緊密な連携とともに、看護師、薬剤師、ソーシャルワーカーなどのコメディカルスタッフとのチーム医療構築がきわめて重要である。
近年わが国で多発した医療安全や臨床試験をめぐる社会問題への反省から、国の施策として病院としての医療安全ガバナンス・報告体制強化など医療の質が問われている。臨床研究においても2018年から「臨床研究法」が施行され、わが国の実診療、臨床研究において高度な質の担保が求められる時代に大きく変化している。国民の二人に一人ががんに罹患する時代において、まさに日進月歩で進歩するがん治療において、適切な治療を安全に遂行することに国民からの期待も大きい。飛躍的な治療成績の向上とともに複雑化・高度化するがん薬物療法に対して多くの医療者の皆様方が積極的に知識や技量の向上に努め、がん患者さんに良質な医療を提供できるように願ってやまない。
本書は2004年の初版から改訂第5版を迎える。大幅な薬物療法の進歩により本版では250を超えるレジメン数までに至っている。それぞれの領域の第一線でご活躍されているご多忙な先生方にご執筆をお願いさせていただいたが、チーム医療の重要性からコメディカルスタッフにも活用されやすいように簡潔で見やすい記載や図表を意識して作成をいただいた。本書が最前線で日々がん患者さんと向き合っている医療者の皆様方の薬物療法実践に少しでもお役に立てば望外の喜びである。

(大津 敦「序」より)

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目次

序章 分子標的治療の新展開―免疫チェックポイント阻害療法時代を迎えて―
第1章 肺癌―小細胞肺癌/非小細胞肺癌
第2章 乳癌
第3章 胃癌
第4章 結腸・直腸癌
第5章 食道癌
第6章 肝細胞癌/胆道癌/膵癌
第7章 婦人科癌
第8章 泌尿器癌
第9章 頭頸部癌
第10章 整形外科腫瘍
第11章 悪性黒色腫
第12章 白血病
第13章 多発性骨髄腫
第14章 悪性リンパ腫
第15章 化学療法の副作用に対する薬物による支持療法

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