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ファーマナビゲーター  DIC編 改訂版

ファーマナビゲーター  DIC編 改訂版
  • 正誤表

定価 5,500円(本体5,000円+税)
版 型 B6判変型
頁 数 436頁
ISBN 978-4-7792-2233-7
発売日 2019年10月2日
編集 丸山征郎

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  • 内容紹介
  • 目次

内容紹介

“Ebb Tide”のなかで
最近、日本は科学論文の数が減少傾向にある、というニュースが相次いだ。かつて10年前には、米国に次いで2位という輝かしい時代もあったが、現在はベスト10からも脱落している。わが国のサイエンスが“Ebb Tide、引き潮”状態であるということである。悲しいことだ。原因として思い当たる節は、第一に研究予算の削減であろう。“どうにかしたい”とは日本人なら誰しも思うことである。
“DIC-ology”というべき新潮流
このようなサイエンス退潮のなかで、頑張っている数少ない分野のひとつが、わが「DICの基礎と臨床の分野」であろう。私は本書を編集し、原稿を校正する過程で、この感を強くした。もちろん、DIC学の基盤をなす血液凝固学、血管生物学、感染症学、侵襲科学、免疫学などが世界的レベルで進歩していることの反映でもあるわけであるが、それらの下部領域をすくい上げ、編集し直して、応用・発展させて、“DIC学”、“DIC-ology”とも呼べる学域に止揚させたのは、わが国の基礎、臨床の医者、科学者の力量である。
New Tide:DIC-processingの底流に
この度5年ぶりに改訂することになった『ファーマナビゲーターDIC編』は、次の新しい潮流を予感させるものとなっている。次に取り込むべきは、制御閾値とレベルと場を逸脱した凝固・線溶系の暴走に引き続くプロセスの解明、あるいはその制御の学問の生誕であろう。換言すると“Tissue damage:Sensing, Control and Tolerance/Repair”ともいうべき領域である。
このDIC-ologyともいうべき領域にまで到達した成果が日常の臨床、研究に大いに資することを期待したい。そして、これが更なるジャンプの踏み台になり、さらに大きな潮流になることを心から祈念しながら、編集・校正した次第である。

(丸山征郎「序文」より抜粋)

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目次

Chapter 1 薬理作用
1 概念と最近の進展:DICとは(DICのメカニズム)/丸山征郎

Chapter 2 DICの分類
1 時間経過に基づいた分類/和田英夫/松本剛史
2 凝固と線溶のダイナミズムからみた分類/朝倉英策

Chapter 3 病態と治療
1 病態基盤と病型/朝倉英策
2 診断基準/和田英夫/松本剛史
3 治療総論(従来の治療と最新の治療)/和田英夫/松本剛史
4 DICと鑑別が必要な疾患 血栓性微小血管症(TMA)/池添隆之
5 DICと鑑別が必要な疾患 溶血性尿毒症症候群(HUS)/金田 尚
Chapter 4 処方の実際
1 造血器悪性腫瘍とDIC/鈴木伸明/松下 正
2 固形癌とDIC/家子正裕
3 外科のDIC(リスクの高い手術)/池田正孝/三宅正和/西川和宏/宮本敦史/宮崎道彦/平尾素宏/関本貢嗣/浅岡忠史
4 救急領域のDIC/丸藤 哲/和田剛志
5 新生児領域のDIC/茨 聡
6 産科・婦人科領域のDIC/小林隆夫
7 DIC治療のEBM/和田英夫/松本剛史

Chapter 5 トピックス
1 PAMPs/DAMPs/伊藤隆史
2 類洞閉塞症候群(SOS)/池添隆之
3 ヘパリン起因性血小板減少症(HIT)/伊藤隆史
4 プロカルシトニン・プレセプシン/射場敏明/三木隆弘
5 ADAMTS 13と血栓性血小板減少性紫斑病(TTP)/八木秀男/藤村吉博
6 特発性肺線維症(IPF)/近藤康博/片岡健介
7 妊娠高血圧症候群/中本 收
8 抗リン脂質抗体症候群(APS)/渥美達也
9 後天性フォンウィルブランド症候群(AVWS)/堀内久徳
10 細胞外DNAと体外循環回路閉塞/八島 望
11 敗血症に伴うDIC/久志本成樹
12 日本版敗血症診療ガイドライン/梅村 穣/小倉裕司
13 メディカルスタッフのDIC診療 ―看護師の立場から/菅 広信
14 メディカルスタッフのDIC診療 ―臨床検査技師の立場から/徳永尚樹
15 メディカルスタッフのDIC診療 ―薬剤師の立場から/新井克明

Chapter 6 Question&Answer
1 いわゆる「線溶抑制型」DICと「線溶亢進型」DICでは、DIC治療薬の使い分けが必要でしょうか/川杉和夫
2 SIRSはDICを合併しやすいと聞きます。SIRSという疾患概念について教えてください/石倉宏恭
3 敗血症患者におけるDIC治療は、予後の改善をもたらしますか/山川一馬
4 造血幹細胞移植に伴う合併症に対して、抗凝固療法はどの程度期待できますか/加藤光次
5 DPCを念頭においた場合、DICの治療戦略はどうあるべきでしょうか/藤森研司
6 小児に対するDIC治療薬の選択とそのエビデンスを教えてください/白幡 聡
7 DICによって腎機能が傷害された場合のDIC治療について、どのような点に留意すればよいでしょうか/早川峰司
8 急性期侵襲病態ではミトコンドリアはどのような役割をしているのでしょうか/久志本成樹
9 アンチトロンビンと遺伝子組換え型トロンボモジュリンの使い分けに対する考え方について教えてください/丸山征郎
10 熱中症に伴うDICの治療について教えてください/島崎淳也

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